次の高校受験生(令和8年度入試)から、奈良県高校入試が大幅に変更になります。
理塾の塾長が、変更点について、ポイント解説します。
気を付けるべきテーマは、大きく分けて三つあります。
それぞれ確認しましょう。
(1)調査書(内申点)が増える

調査書(いわゆる内申点)が中1生から考慮されます。
こちらは既に「中1生から内申点がはいるよ」と聞いてらっしゃる方が、ほとんどだと思います(知らなかったら取り戻すことができないので、相当危険です)。
今までは、「中2の総合(5段階×9教科=45点)」と「中3の1学期(5段階×9教科=45点)」と「中3の2学期(5段階×9教科=45点)」で、45点×3回分で合計135点が内申点の計算方法でした。
これからは、「中1の総合(3段階×9教科=27点)」と「中2の総合(3段階×9教科=27点)」と「中3の1学期(5段階×9教科=45点)」と「中3の2学期(5段階×9教科=45点)」で、合計144点となります。
今までよりも、内申点が+9点アップしているのがわかりますね。
中1と中2は3段階評価になるうえ、内容も「主体的に学習に取り組む態度」の評価になります。
「主体的に学習に取り組む態度」というのは、ざっくり言えば、提出物や授業態度などの意欲面の評価です。
(2)特色選抜と一般選抜の日程が一本化される

今までは、ざっくり言えば、商業科や工業科や英語科や音楽科など、普通科ではないコースの入試である「特色選抜」と、普通科の入試である「一般選抜」が、それぞれ別日で実施されてきました。
今後は、これが一本化されて同じ日程での受験になります。
受験日が同じになるだけで特色選抜のコース自体は残るため、「受験の日程が一緒になった」程度の認識で大丈夫です。
そもそも、特色選抜で受験をしてきた生徒は「普通科ではなく、あえて特色コースを狙って受験してきた」という者が多いので、「受験日が同じになった時に困る」ということは少ないでしょう。
懸念点としては「今までは、特色選抜を不合格になった場合に、一般選抜(普通科)を受験することができたが、同日受験なら不合格の時にはどうすればいいの?」という部分です。
ここについては、次のポイントで救済されます。
(3)第二志望まで出願できる
受験機会を増やすため、第二志望の二校分まで出願できます。
非常にややこしいので、具体例を示して説明します。

なお、出願は第一出願期間と第二出願期間の2つの期間があり、第一出願期間が終わった時点で、倍率が公表されます。
仮に、第一出願期間が終わった段階で、次の倍率だったとしましょう。
【具体例の設定(あくまで例です)】
例えば、第一出願期間が終わった段階で………
奈良高校(普通科)の倍率が1.2倍だったとする
畝傍高校(普通科)の倍率が0.9倍だったとする
郡山高校(普通科)の倍率が1.3倍だったとする
3-A:第一出願期間に奈良高校に出願した場合
第一出願期間の後に公表された倍率が1.2倍なので、当然不合格者が多数予想されます。
この場合、第二出願期間に「第二志望」として出願できるのは、1倍割れをしている高校のみですから、畝傍高校を第二志望とすることはできますが、郡山高校を第二志望とすることはできません。
3-B:第一出願期間に畝傍高校に出願した場合
第一出願期間の後に公表された倍率が0.9倍なので、そもそも原則として全員が合格します(相当悪い点数や不正行為や問題行動がない限り)。
いったん第一志望の生徒を全員合格させたうえで、欠員分を第二出願期間に第二志望として出願した者の中から、合格させます(第一志望と第二志望の合格判定は混ざりません)。
3-C:第一出願期間に郡山高校に出願した場合
郡山高校も、奈良高校と同じく1倍を超えているので、不合格に備えて、1倍を割っている高校の中から、第二志望を第二出願期間に出願することができます。
※注意点として、「第一志望校は5教科で判定する」一方で、「第二志望校は英数国の3教科で判定する」ことが挙げられます。
※第一志望校が不合格になった場合に、重視されるのが英数国になるわけで、科目別の優先度合いは、今後多少は変わってくるでしょう。
◇理塾の強み◇
今回案内した変更点の最大のポイントは、「倍率が1倍を割っている高校に第二志望の出願ができる点」です。
要するに、「倍率を予測できる学習塾の生徒は強い」ということです。
そして理塾では、毎年「公立高校入試の予想倍率」を算出しています。
「1倍を超えてくる高校」や「1倍を割ってくる高校」は、だいたい予測できているため、今回の入試の変更点は、理塾生にとっては大きなメリットになると言えます。
→今年の公立高校入試の予想倍率(理塾算出)の記事はコチラ

もちろん、「倍率がどうであれ、合格してくる実力をつける」というのが大前提です。
八木エリアでも相当な勉強量をこなしている理塾は、しっかり実力をつけたうえで、倍率も予測して大きな混乱をすることもなく、普段通りの実力を発揮して合格してくれると信じています。
大きく受験方法が変わりますが、あらかじめ情報収集したうえで、計画的に学習できれば安心ですね。
理塾は、既に変更ポイントの要点をまとめられるくらい、受験情報に詳しい学習塾です。
受験のことで困ったら、ぜひ理塾にご相談ください。
なお、ここまでの情報は、3月26日段階のものであり、今後変更されたりすることがありますので、あくまでも参考程度に活用してください。