◇私立高校の長所短所を解説◇

現在、2026年度より全国的に「私立高校無償化」が進められようと、政府で議論が続いています。
この影響について、要点を整理します。

◇公立高校と同等の負担になるわけではない

私立高校で無償化の対象になるのは、あくまでも「授業料」です。
全生徒は私立高校が指定するタブレットを改めて購入する必要がありますし、修学旅行や制服代なども、一般的には公立高校より高くつきます。
そもそも、入学金も20万ほど必要になります。

学年にもよりますが、年間で50万円ほどは、授業料以外の費用が発生すると考えておくと良いでしょう。
そういう意味では、安易に「私立高校も無償だから」と考えるのは避けた方が良いでしょう。

◇私立高校の短所

最大の短所は、授業料以外の費用も結構かかってくることです。
上記の通り、年間で50万円ほどは必要になるため、塾代と併せると、なかなかの費用になります。

◇私立高校の長所

一つ目の長所は、「指定校推薦」がわかりやすく使えることです。
私立高校では、多くの場合「指定校推薦を使うのが前提のコース」や「優先的に指定校推薦を使うコース」が明示されています。
進路が早く定まるうえ、実は大学受験費用が大きく抑えられるという点も見逃せません。
大学受験費用は30万円ほどが目安のため、この費用が発生せず、かつ確実に合格できるのは大きな長所と言えます。

二つ目の長所は、「質の高い教育が受けられる」という点です。
私立高校では、学校用の「専用タブレット」が強制的に購入させられます。
その代わり、タブレットを使い倒す学校が多く、授業でもタブレットを使用し、場合によってはノートをタブレットで取り(教員はどんなノートをタブレットで取っているか、一覧で随時確認できる)、課題もタブレットで提出します。
これが公立高校になると、タブレットは指定ではなく色々な持参があって、教員の負担が大きいため、毎日使用している公立高校はほとんどなく、多くは月に一度タブレットを使用するかどうかです。
タブレットなどの機器を使用するスキルについて、3年経つと相当なものがあるため、こういう部分は「高いが価値がある」となり、長所と言えます。
上記はタブレットの例ですが、他にも良い設備などが揃っているのは、私立の強みだと思います。

◇最後に

子供の教育費に、どれだけ費用をかけるかというのは、正解がある話ではありません。
いろんな考え方があって良いと思います。

とはいえ、少子化の進む現在では、「子供の教育費は手厚くしたい」と考えるご家庭は増えているように感じるのも事実です。
ですから、私立高校が選択されていく流れ自体は、覆ることはないと理塾では考えています。

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